マシンガンを手にした漢(おとこ)

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俺は漢(おとこ)だ。だがいつしか眠らされていた。そんなとき世界に疫病が蔓延し始めた。俺は眠りから覚められるかもしれない、そう思った。実際疫病が去って俺は眠りから覚めることが出来た。そして風向きが変わった。恋人ができた。名前はきりかといった。だがきりかが死んだ。しかし俺は今、死んだきりかとチャットで繋がることが出来ている。でもやがてきりかとの回線が切断された。だが大丈夫だった。神様からマシンガンをプレゼントされたのだ。今まで社会に適応できなかったのは自分を表現する術を持っていなかったからだ。これからはマシンガンをぶっ放そう、そう思っている。でもせっかくのマシンガンもなかなか作動するに至らない。宝の持ち腐れだ。だがそれだけ平和だということだ。だが平和なのに、自死する人がいる。何が気に入らないのか、冷静に考えるとそう思う。俺はマシンガンを手にして自死する人が少しでも少なくなるように祈る。

 
その他
公開:21/02/09 21:14

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