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今日は休日だが、映画まで少々時間があるので仕事で使う翻訳機を買おうと思う。
電気屋で翻訳機のコーナーをうろついていると店員が近づいてきた。
「お客様、何かお探しですか?」
「あ、はい。仕事で使う翻訳機を…」
「でしたら、ちょうどオススメのものがありますよ。」
そういうと店員は小型の翻訳機を持ってきて、私の耳に着けてくれた。
「こちら最新作の翻訳機です。このようにですね、話者に向けていただいてですね…」
『あぁ~眠い』
なんだこれは?
『最新作見てから、昨日1期2期と一気見しちゃったから眠いわ~それで最新作であの子が殺されちゃうのか~』
私は翻訳機を外し、店員に尋ねた。
「君、これ付けたことある?」
「いや、ないですけど…」
「そうか…仕事の前は早く寝なさい」
「え?あ、お客様最新作はどうでしたか?」
「いや、もう見ないからいいや」
私は古い翻訳機を買った後、映画の半券を捨てて帰路についた。
電気屋で翻訳機のコーナーをうろついていると店員が近づいてきた。
「お客様、何かお探しですか?」
「あ、はい。仕事で使う翻訳機を…」
「でしたら、ちょうどオススメのものがありますよ。」
そういうと店員は小型の翻訳機を持ってきて、私の耳に着けてくれた。
「こちら最新作の翻訳機です。このようにですね、話者に向けていただいてですね…」
『あぁ~眠い』
なんだこれは?
『最新作見てから、昨日1期2期と一気見しちゃったから眠いわ~それで最新作であの子が殺されちゃうのか~』
私は翻訳機を外し、店員に尋ねた。
「君、これ付けたことある?」
「いや、ないですけど…」
「そうか…仕事の前は早く寝なさい」
「え?あ、お客様最新作はどうでしたか?」
「いや、もう見ないからいいや」
私は古い翻訳機を買った後、映画の半券を捨てて帰路についた。
SF
公開:21/02/04 22:13
向田律動(むこうだりずむ)です。
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