空飛ぶ枕の夢
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こんな夢を見ました。
空を見上げたら、枕の群れが空を飛んでいました。枕には真綿で作られた羽が生えていて、それをパサパサと羽搏かせて空を飛んでいるのです。
「枕平原だってさ」
薫に言われて視線を前に向けると、近くに木製の看板が立っていました。
看板の記述によると、三〇〇年ほど前にここで暮らしていた枕を使い魔にしていた魔法使いが、死の間際に使っていた枕たちを全て解放したのだそうです。
すると、枕達はこの平原で群れをなし、繁殖して一族を作り上げるようになりました。
だから、今でもこの場所には枕たちが住んでいて、時折、空飛ぶ枕を見ることができるのだ、ということでした。
そんな謂れがあるとは全く知らなかったので私はとても感心してしまいました。
ただ、看板の内容を読むのに夢中になっていたためか、次に空を見上げた時にはもう、枕の群れが見えなくなっていたのは、とても残念でした。
空を見上げたら、枕の群れが空を飛んでいました。枕には真綿で作られた羽が生えていて、それをパサパサと羽搏かせて空を飛んでいるのです。
「枕平原だってさ」
薫に言われて視線を前に向けると、近くに木製の看板が立っていました。
看板の記述によると、三〇〇年ほど前にここで暮らしていた枕を使い魔にしていた魔法使いが、死の間際に使っていた枕たちを全て解放したのだそうです。
すると、枕達はこの平原で群れをなし、繁殖して一族を作り上げるようになりました。
だから、今でもこの場所には枕たちが住んでいて、時折、空飛ぶ枕を見ることができるのだ、ということでした。
そんな謂れがあるとは全く知らなかったので私はとても感心してしまいました。
ただ、看板の内容を読むのに夢中になっていたためか、次に空を見上げた時にはもう、枕の群れが見えなくなっていたのは、とても残念でした。
ファンタジー
公開:21/02/05 21:29
夢中探検隊
幻想小説や怪奇小説を自由気ままに書いています。
架空の国、マジックリアリズム 、怪談、残酷なファンタジー、不思議な物語が好きです。
そこに美しい幻想や怪奇があるならば、どんなお話でも書きたいと思います。
アイコンは宇薙様(https://skima.jp/profile?id=146526)に描いていただきました。
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