オセロ
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私は自動車開発者だ。わが社の命運をにぎる革新的な車を開発した。
名前はオセロ。黒と白の2パターンしかない。そんな車を生み出した。とにかくインパクトのあるデザインで見るものを驚かせたい!そういう思いで作ったのだ。
一見すると、炭か雪の塊にしか見えない。だが面白さが大事なのだ。車体が黒ならば色が白に反転しオセロのゲームが出来る。これが何十台と集まってイベントとなれば成功間違いなし。よし、社長に報告だ!と私は上機嫌で社長室に行った。
まじまじと車を見つめる社長。オセロのように遊べることを知って驚いた。そして大爆笑。
「うん、面白くて良いな」
と言った。
よし、良いぞ。これで製品化だ!私はそう期待し、胸を躍らせながら社長を見た。顔をにっこりとさせている。
「こんな車危なくて乗れるか!」
そして車はひっくり返された。
その時、黒の車体が白に反転して変わるのを私は見逃さなかった。
名前はオセロ。黒と白の2パターンしかない。そんな車を生み出した。とにかくインパクトのあるデザインで見るものを驚かせたい!そういう思いで作ったのだ。
一見すると、炭か雪の塊にしか見えない。だが面白さが大事なのだ。車体が黒ならば色が白に反転しオセロのゲームが出来る。これが何十台と集まってイベントとなれば成功間違いなし。よし、社長に報告だ!と私は上機嫌で社長室に行った。
まじまじと車を見つめる社長。オセロのように遊べることを知って驚いた。そして大爆笑。
「うん、面白くて良いな」
と言った。
よし、良いぞ。これで製品化だ!私はそう期待し、胸を躍らせながら社長を見た。顔をにっこりとさせている。
「こんな車危なくて乗れるか!」
そして車はひっくり返された。
その時、黒の車体が白に反転して変わるのを私は見逃さなかった。
その他
公開:21/02/03 12:00
小脇 進と申します。
まだ小説も、ショートショートも書くのは初心者です。
※最近は詩作を中心に活動しています。
「分かってないなあコイツ」
と思っても、温かく見守っていて下さい。
よろしくお願いします。
2019年5月19日(日)17時55分頃より始めました。
以上です。
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