僕の世界
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僕の世界は、四畳半の広さしかない。
空の上にいるみたいな水色の壁と。
海の中にいるみたいな青いラグ。
テーブルと本棚とベッド。
それが、僕の世界の全て。
僕の世界と、外の世界はとても近しい。
壁一枚、ドア一枚、窓一枚を隔てているだけだ。
けれど、僕がそのドアを開くことは無い。
窓にはいつも、カーテンが掛かっている。
僕は、いつも僕の世界にいる。
僕の世界は、大変居心地が良い。
程よく狭くて程よく広い。
僕以外誰も入ってこられないのだから、誰かに気を使う必要も無い。
だから僕は、僕の世界から出られない。
外の世界は、とても怖い。
今となっては、何が怖かったのかさえ分からなくなったけど。
一度恐怖を感じてしまえば、後は楽だ。
ずっと、僕の世界に篭ってしまえばいい。
…それでも時々、どうしようもなく本物の空が、海が見たくなるのだけど。
やっぱり僕は臆病なので、今日も僕の世界に閉じこもる。
空の上にいるみたいな水色の壁と。
海の中にいるみたいな青いラグ。
テーブルと本棚とベッド。
それが、僕の世界の全て。
僕の世界と、外の世界はとても近しい。
壁一枚、ドア一枚、窓一枚を隔てているだけだ。
けれど、僕がそのドアを開くことは無い。
窓にはいつも、カーテンが掛かっている。
僕は、いつも僕の世界にいる。
僕の世界は、大変居心地が良い。
程よく狭くて程よく広い。
僕以外誰も入ってこられないのだから、誰かに気を使う必要も無い。
だから僕は、僕の世界から出られない。
外の世界は、とても怖い。
今となっては、何が怖かったのかさえ分からなくなったけど。
一度恐怖を感じてしまえば、後は楽だ。
ずっと、僕の世界に篭ってしまえばいい。
…それでも時々、どうしようもなく本物の空が、海が見たくなるのだけど。
やっぱり僕は臆病なので、今日も僕の世界に閉じこもる。
その他
公開:21/02/03 09:19
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