天然、西園寺くんの悩み

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西園寺くんはイケメンお金持ちである。
そんな彼はナルシストで世間知らずで天然だ。 彼はその風貌も相まって、女性もお金も何でも思いのまま、今日まで過ごしてきた。

そんな西園寺くんには、須永くんという幼馴染みがいる。 彼は普通の家に育ち、ごく普通の感覚を持った唯一の貴重な友人だ。

「須永、僕は今、少し困っている」「どうした?」
「どうやらある女の子が僕に気があるようなんだ」
須永くんはまたかと思った。
「どうして分かる?」「学食で毎日、配膳カウンターの向こうからジッと見つめてくるんだ」
 須永くんは思い当たった。最近、若くて可愛い子が入ったと男子学生の間でウワサになっていた。 要するに西園寺くんはその子に惚れたのだ。いつものパターンだった。

「それはたぶん、待ってるな」
「ま、待ってるのか?」
「ああ待ってる」
「モテる男は辛いよ」
「いや…」須永くんは言った。
「注文を待ってるんだ」
公開:21/02/03 02:56

茎田きみゆ( 東京 )

書くのが好きなのでとりあえず思い付くまま書いてます。週に一、二本を目標に書いていきたいですが、休むときもあります。 得意ジャンルはありません。
アイコンを変えました。特に意味はありません(^_^ゞ
2021.4.5
ペンネームを『小山田みゆき』から変えました。

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