需要と供給

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「まぁ〜た、そんなに少女漫画ばっかり読んで。朝食は?」
「少女漫画家だから、いいんですぅ。朝食が食べたいなら自分で作りなさいな。」
「料理苦手なの知ってて、それ言いますか?…というか。少女漫画家だから、でしょう?読んでんの、いつも作風真逆じゃん。それほど好きなら、そういう方向性で描けばいいんじゃあないの?」
「甘いな。」
「?」
「自家供給出来るものなら困らないのだよ、君。」
「そういうもの?」
「そういうもの!…って。何かな?この、野菜に果物、たまごにチーズに食パンは…。」
「“自家供給出来るものなら困らないのだよ”?」


「…仕事、手伝ってよね。」
「朝飯前よ!朝食を食べたらね。」
その他
公開:21/02/03 23:33
更新:21/03/10 12:58

真月。

ご覧いただき ありがとうございます。
よろしかったら読んでみてください。
作品の絵も自身で描いております。

コメントや☆など とてもありがたく思っております。ありがとうございます。
のほんとしたお話や癒しとなっていただけるようなお話を描けたらと思っております。

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