返事は明日(注:質問的リメイク)
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「明日返事を聞かせてくれ」
終電近くまで残業をしていた僕は、好意を寄せていた同僚の女性に、勢いでプロポーズしてしまった。
「……はい」
彼女は、俯いて答えた。
しまった。断られるに決まっている。
順番を間違えた。まだ、付き合ってもいないのに。
そのまま、重苦しい時間が流れた。
時間にしたら、10秒……15……いや……20秒くらいだろうか?
いたたまれなくなった僕は、逃げるようにその場を去ろうとした。
……その、時。
「喜んで」
「……???」
完全に面食らって、身動きの取れなくなった僕に……
彼女はいたずらっぽく、そばにあったデジタル時計に目配せした。
時計は、午前0時を10秒ほど回っていた。
終電近くまで残業をしていた僕は、好意を寄せていた同僚の女性に、勢いでプロポーズしてしまった。
「……はい」
彼女は、俯いて答えた。
しまった。断られるに決まっている。
順番を間違えた。まだ、付き合ってもいないのに。
そのまま、重苦しい時間が流れた。
時間にしたら、10秒……15……いや……20秒くらいだろうか?
いたたまれなくなった僕は、逃げるようにその場を去ろうとした。
……その、時。
「喜んで」
「……???」
完全に面食らって、身動きの取れなくなった僕に……
彼女はいたずらっぽく、そばにあったデジタル時計に目配せした。
時計は、午前0時を10秒ほど回っていた。
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公開:21/02/01 11:04
気まぐれで始めた事です。
気まぐれで終わって、多分それっきりになると思います。
……さて、いつまで続くか。
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