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「あの、一目惚れって信じますか?」

突然話しかけられて、僕は驚いた。

「私、あなたの事を好きになってしまったみたいです」
はにかんだ笑顔の彼女は、自分の言動に戸惑っているようだった。

「いいえ。信じません」
僕はきっぱりと答えた。

「記憶を失う前のあなたは、僕の兄の婚約者だったのだから」

例え僕の心があなたを想っていたとしても、兄を選んだのはあなただったのだ。
恋愛
公開:21/01/31 01:13
更新:21/05/07 21:46

切由 まう

Twitterの140文字で書いたものとSSを持って来ています。(修正する場合もあります)
文字数が少ないので分かりにくかったらすみません。
SF・スペースオペラの長編をなろうで連載中です。
https://ncode.syosetu.com/n2997fc/

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