最後の出撃

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「諸君! これが最後の任務となるだろう。幸運を祈る」
リーダーのかけ声と共に正体不明の謎のロボット「エンシェント」に乗り込む。

戦えるのは俺たちの部隊……といってもわずか数名。
基地前に並ぶ墓標がかっての栄光をわずかに残す。

とはいえ無駄死にはいない。
俺たちが一人倒れるごとに十体の敵を道連れにした。
もう後がない。立っているのは俺たちか、敵か。

……
銃弾を使い果たし、敵の親玉に決死の特攻を敢行したはずの俺は、何の因果か見知らぬ海岸にうちあげられていた。
「俺一人生きててもなあ」
俺の目の前で、他の味方は全員撃墜された。もはや生きてはおるまい。

あてどなく海岸を彷徨うと、誰かが倒れている!?
「リーダー!?」
怪我をしているが命に別状はないようだ。

「それにしても俺が女でなくて残念だったなあ」
「そういう軽口を叩ければ、元気ですね」
一縷の望みを託し、俺たちは今日も歩く。
SF
公開:21/01/31 19:19
更新:21/01/31 19:32
ボトムズが好き ガンダムも最初の頃は見てました ちなみに銀英伝も好き

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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