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彼の創り出す世界は、それはそれは素晴らしいものだった。彼にしか創り出せないその世界に、人々は魅了され、虜になった。
彼自身も、自分の世界を創ることに夢中になった。朝も昼も夜も世界を創ることだけを考えた。
彼は、自分の世界に合う者のみを引き入れて、合わない者は排除した。彼は自分の世界だけを見つめていた。周りのことなど、どうでも良かった。
大事なものがなくなっても、大事な人達が離れても、彼は自分の世界を創り続けた。
ある日気づくと、彼の周りには、ただの暗闇だけだった。
すべてが彼から離れていったのか、それとも、彼が他のもの全てを閉ざしたのか……。
しかし彼には自分の世界があったので、ちっとも寂しくなかった。
たとえ世界が滅んでも、人々が滅亡しようと、彼は自分の世界を創り続けるだろう。
誰も観てくれる人なんていないのに。きっと創り続けるのだろう。
いつまでも、いつまでも。
彼自身も、自分の世界を創ることに夢中になった。朝も昼も夜も世界を創ることだけを考えた。
彼は、自分の世界に合う者のみを引き入れて、合わない者は排除した。彼は自分の世界だけを見つめていた。周りのことなど、どうでも良かった。
大事なものがなくなっても、大事な人達が離れても、彼は自分の世界を創り続けた。
ある日気づくと、彼の周りには、ただの暗闇だけだった。
すべてが彼から離れていったのか、それとも、彼が他のもの全てを閉ざしたのか……。
しかし彼には自分の世界があったので、ちっとも寂しくなかった。
たとえ世界が滅んでも、人々が滅亡しようと、彼は自分の世界を創り続けるだろう。
誰も観てくれる人なんていないのに。きっと創り続けるのだろう。
いつまでも、いつまでも。
ミステリー・推理
公開:21/01/31 14:11
更新:21/01/31 18:12
更新:21/01/31 18:12
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