バーの夢
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こんな夢を見ました。
私たちは見知らぬバーのカウンターに座っています。
カウンターには等間隔に人が座っているのですが、私たち以外は全員が同じ顔をしています。
私も薫も下戸なので、カシスオレンジでしのいでいますが、他の人達はビールをジョッキで飲んでいます。
「バーなんだからビール以外のものを頼んで欲しいんですがね」
私たちの目の前でジョッキを拭いているバーテンさんがそうぼやきます。ところが、そのバーテンさんの顔もまた、ビールを飲んでいる人達と同じなのです。
「全員、同じ顔だね」
薫がチビチビとカシスオレンジを飲みながら囁きます。
私は同じ顔の人ばかりがいる状態に居心地の悪さを感じてしまい、カシスオレンジを飲み切ると、薫と一緒に支払いを済ませて外へ出ました。
トン、と誰もいない夜道に足を置いた途端、さっきまであれだけ見ていた人々の顔が思いだせないことに気付きました。
私たちは見知らぬバーのカウンターに座っています。
カウンターには等間隔に人が座っているのですが、私たち以外は全員が同じ顔をしています。
私も薫も下戸なので、カシスオレンジでしのいでいますが、他の人達はビールをジョッキで飲んでいます。
「バーなんだからビール以外のものを頼んで欲しいんですがね」
私たちの目の前でジョッキを拭いているバーテンさんがそうぼやきます。ところが、そのバーテンさんの顔もまた、ビールを飲んでいる人達と同じなのです。
「全員、同じ顔だね」
薫がチビチビとカシスオレンジを飲みながら囁きます。
私は同じ顔の人ばかりがいる状態に居心地の悪さを感じてしまい、カシスオレンジを飲み切ると、薫と一緒に支払いを済ませて外へ出ました。
トン、と誰もいない夜道に足を置いた途端、さっきまであれだけ見ていた人々の顔が思いだせないことに気付きました。
ファンタジー
公開:21/01/29 08:01
夢中探検隊
幻想小説や怪奇小説を自由気ままに書いています。
架空の国、マジックリアリズム 、怪談、残酷なファンタジー、不思議な物語が好きです。
そこに美しい幻想や怪奇があるならば、どんなお話でも書きたいと思います。
アイコンは宇薙様(https://skima.jp/profile?id=146526)に描いていただきました。
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