木と花
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「かわいいね。どこらきたの?」
突然、隣りにいた小さな女の人が声をかけている。
声は私の前に聳え立つ大樹に向かっていた。
「お人形で遊ぼう」
誰と話してるんだろう?
「こっちがあなたので、これが私のね」
「こんにちは。お名前は何ですか」
お人形を手に話し始めたが、彼女しか見えない。
えっ。もしかして……。
子どもの頃、妖精が見える人がいると言う話しを聞いたことがあった。
私はじっと目を凝らしが、やはり何も見えない。彼女は無邪気に遊んでいる。
その時
「おばあちゃん、ここにいたの。もう、探したんだよ」
「あーお母さんだ」
話しを聞いていると、おばあちゃんは認知症で、子どもの頃の記憶だけが残っているみたい。
歳を取ると純粋な子どもに戻るのだろう。
だから私のことも見えたのかな?
私は木の妖精さんとは住む世界が違うみたいね。
私は花の中に帰って行った。
突然、隣りにいた小さな女の人が声をかけている。
声は私の前に聳え立つ大樹に向かっていた。
「お人形で遊ぼう」
誰と話してるんだろう?
「こっちがあなたので、これが私のね」
「こんにちは。お名前は何ですか」
お人形を手に話し始めたが、彼女しか見えない。
えっ。もしかして……。
子どもの頃、妖精が見える人がいると言う話しを聞いたことがあった。
私はじっと目を凝らしが、やはり何も見えない。彼女は無邪気に遊んでいる。
その時
「おばあちゃん、ここにいたの。もう、探したんだよ」
「あーお母さんだ」
話しを聞いていると、おばあちゃんは認知症で、子どもの頃の記憶だけが残っているみたい。
歳を取ると純粋な子どもに戻るのだろう。
だから私のことも見えたのかな?
私は木の妖精さんとは住む世界が違うみたいね。
私は花の中に帰って行った。
その他
公開:21/01/30 00:59
ずふの素人ですが、物書きに興味を持ってしまい、
2021.1月からはじめました。
身近にあった出来事をヒントに書いています。
書くことがこんな面白いとは!
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