たこ焼きの夢
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こんな夢を見ました。
私たちはたこ焼き屋さんの店員になっています。
売っている場所は夜の霊園です。
私は必死にたこ焼きを焼き、薫が頑張って大声で宣伝をしています。
すると、声と美味しそうな匂いに釣られたのでしょうか、墓場から半透明の人達がニョコニョコと現れて、それぞれにたこ焼きを求めて行きます。
お代は半透明の人達が身体の中から取り出したろっ骨を削り出した粉末です。
これを薫が正確に天秤で重さを測って、たこ焼き一パックの支払いに充てるのです。
今の相場では、肋骨の粉末一グラムでたこやき一パックとのことでした。
誰が考えたのかは分かりません。けれど、お店のマニュアルにそう書かれているので間違いはないのでしょう。
半透明の人達は、支払いが済むと土だらけの手でたこ焼きの入ったパックを持って、それぞれの墓場に消えて行き、最後にはたこ焼きの匂いばかりが辺りに漂っていました。
私たちはたこ焼き屋さんの店員になっています。
売っている場所は夜の霊園です。
私は必死にたこ焼きを焼き、薫が頑張って大声で宣伝をしています。
すると、声と美味しそうな匂いに釣られたのでしょうか、墓場から半透明の人達がニョコニョコと現れて、それぞれにたこ焼きを求めて行きます。
お代は半透明の人達が身体の中から取り出したろっ骨を削り出した粉末です。
これを薫が正確に天秤で重さを測って、たこ焼き一パックの支払いに充てるのです。
今の相場では、肋骨の粉末一グラムでたこやき一パックとのことでした。
誰が考えたのかは分かりません。けれど、お店のマニュアルにそう書かれているので間違いはないのでしょう。
半透明の人達は、支払いが済むと土だらけの手でたこ焼きの入ったパックを持って、それぞれの墓場に消えて行き、最後にはたこ焼きの匂いばかりが辺りに漂っていました。
ファンタジー
公開:21/01/27 20:14
夢中探検隊
幻想小説や怪奇小説を自由気ままに書いています。
架空の国、マジックリアリズム 、怪談、残酷なファンタジー、不思議な物語が好きです。
そこに美しい幻想や怪奇があるならば、どんなお話でも書きたいと思います。
アイコンは宇薙様(https://skima.jp/profile?id=146526)に描いていただきました。
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