また、夜が来る。
3
1
また、夜が来る。
向かいの彼女は、今日も泣いているのだろうか。
彼女と私は何か親しい関係にある訳ではない。
だたの「向かいの家の人」。
けれど、いつも見る彼女は幸せそうだった。
ある日の夜、私はベランダで夜風にあたっていた。
ちょうど先に、彼女の部屋が見える。
くだらないことを考えていた。
ふと月明かりが彼女の部屋を照らした。
彼女が見えた。
一瞬だった、けれど、泣きながら笑っていたように思う。
あれから彼女の部屋は見えない。
好んで見ようとも思わないが。
けれど、あの時の彼女の顔が頭にこびりついて離れない。
今日も彼女は泣いているのを、私は見て見ぬふりをする。
世界もまたそんなことがなかったように、朝を迎える。
私は世界と同じ罪を犯した。けれど、私には何もできない。
彼女は今日もまた泣いてしまっているだろうか。
向かいの彼女は、今日も泣いているのだろうか。
彼女と私は何か親しい関係にある訳ではない。
だたの「向かいの家の人」。
けれど、いつも見る彼女は幸せそうだった。
ある日の夜、私はベランダで夜風にあたっていた。
ちょうど先に、彼女の部屋が見える。
くだらないことを考えていた。
ふと月明かりが彼女の部屋を照らした。
彼女が見えた。
一瞬だった、けれど、泣きながら笑っていたように思う。
あれから彼女の部屋は見えない。
好んで見ようとも思わないが。
けれど、あの時の彼女の顔が頭にこびりついて離れない。
今日も彼女は泣いているのを、私は見て見ぬふりをする。
世界もまたそんなことがなかったように、朝を迎える。
私は世界と同じ罪を犯した。けれど、私には何もできない。
彼女は今日もまた泣いてしまっているだろうか。
その他
公開:21/01/28 15:15
うみな と読みます。
思い付きで書いたものたち。
出来たら、昼の12時に投稿します。
タイトルは考えずに書いてるので特に意味はないはずです。
タイトル付けるのうまくなりたい。あと作品作りも。
Twitter(生きてないです)
https://twitter.com/m2_asx
ここでも書いてます(エッセイとか)
note
https://note.com/umina1043/
ログインするとコメントを投稿できます