書架の夢
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こんな夢を見た。
どこまでも続く木製の書架の間を歩いている。
私は本がそんなに好きじゃない。けれど相方の瑠夏は本が大好きなので、一々立ち止まっては、気になるものをペラペラと捲っている。
「早く行かないと全然進まないよ?」
「ううん、もうちょっとだけ待って下さい」
そんな会話をしながら、私たちはゆっくりと歩いている。
書架には様々な本が配架されていた。研究書、評論書、映画のパンフレットに画、小説、図鑑、辞典、そういったものが綺麗にけれど無茶苦茶に配架されている。
年代でも種類でも、名前順でも、国ごとでもないらしい。けれど、その整然と並べられた様子を見ていると、私たちの知らない何か特殊な配列法によって並べられているように感じてしまうのだった。
その感覚がどうにも気持ち悪くて、私は瑠夏が嬉々として本をめくっているのを見ながら、早く次の夢にならないかなぁ、なんて考えている。
どこまでも続く木製の書架の間を歩いている。
私は本がそんなに好きじゃない。けれど相方の瑠夏は本が大好きなので、一々立ち止まっては、気になるものをペラペラと捲っている。
「早く行かないと全然進まないよ?」
「ううん、もうちょっとだけ待って下さい」
そんな会話をしながら、私たちはゆっくりと歩いている。
書架には様々な本が配架されていた。研究書、評論書、映画のパンフレットに画、小説、図鑑、辞典、そういったものが綺麗にけれど無茶苦茶に配架されている。
年代でも種類でも、名前順でも、国ごとでもないらしい。けれど、その整然と並べられた様子を見ていると、私たちの知らない何か特殊な配列法によって並べられているように感じてしまうのだった。
その感覚がどうにも気持ち悪くて、私は瑠夏が嬉々として本をめくっているのを見ながら、早く次の夢にならないかなぁ、なんて考えている。
ファンタジー
公開:21/01/27 20:10
夢中探検隊
幻想小説や怪奇小説を自由気ままに書いています。
架空の国、マジックリアリズム 、怪談、残酷なファンタジー、不思議な物語が好きです。
そこに美しい幻想や怪奇があるならば、どんなお話でも書きたいと思います。
アイコンは宇薙様(https://skima.jp/profile?id=146526)に描いていただきました。
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