才能なくたって

その人の才能があるかどうか判定するAIロボ「デスティニー」。

プロの音楽家を志す者
小説家を志す者
漫画家を志す者
映画監督を志す者
プロアスリートを志す者など
それぞれが、己の可能性を知ると
残酷な現実に泣き崩れ夢を諦めたり
一方で、歓喜で叫び踊ったり。

ある時、プロレスラーを志す少年がやって来て「才能なし」の判定をデスティニーにされた。
すると、その少年は怒り狂い涙を浮かべながらデスティニーを殴り蹴り放り投げて破壊した。

その後、人々の口癖は
「デスティニーをぶち壊せ」