超高速回転寿司
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店主とエンジニアは寿司の乗ったレーンの回転をじっと見つめている。
「くそっあと少しで一秒一周に到達できそうなのに…」
「残念ながらこれが技術の限界ってやつだな」
「なあ、まだ何かできることはないのか?」
「単純に回転速度を上げるだけなら簡単さ。でもそれじゃ遠心力に寿司が耐えられない」
「…俺の握った寿司が?」
「俺には聞こえるのさ。米粒がバラバラになりかけながらもレーンを走り続けるシャリの悲鳴がよ。すまねえが、これ以上は無理だ。あきらめてくれ」
「なんてことだ。俺はてっきり回転マシンのせいだとばかり考えてきた。でも違う。俺も、俺の寿司も進化しなければいけなかったんだ…」
「おい何を考えている?まさか寿司の握り方を変えるつもりじゃないだろうな?そんな事をしたら…」
「やるしかねえだろ。限界を超えるためにはよぉ!」
「ア、アンタ、まさかぶっ壊すつもりなのか?寿司そのものの常識ってやつをよ!!」
「くそっあと少しで一秒一周に到達できそうなのに…」
「残念ながらこれが技術の限界ってやつだな」
「なあ、まだ何かできることはないのか?」
「単純に回転速度を上げるだけなら簡単さ。でもそれじゃ遠心力に寿司が耐えられない」
「…俺の握った寿司が?」
「俺には聞こえるのさ。米粒がバラバラになりかけながらもレーンを走り続けるシャリの悲鳴がよ。すまねえが、これ以上は無理だ。あきらめてくれ」
「なんてことだ。俺はてっきり回転マシンのせいだとばかり考えてきた。でも違う。俺も、俺の寿司も進化しなければいけなかったんだ…」
「おい何を考えている?まさか寿司の握り方を変えるつもりじゃないだろうな?そんな事をしたら…」
「やるしかねえだろ。限界を超えるためにはよぉ!」
「ア、アンタ、まさかぶっ壊すつもりなのか?寿司そのものの常識ってやつをよ!!」
その他
公開:21/01/27 12:20
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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