孤独の蟲毒

「蟲毒とは、古代中国において数百もの毒虫を同じ壺の中に入れたものである。その中で生き残ったものが最強の毒虫となるのだ。」
この話をある破壊神が知ってしまったのである。
そこで、破壊神はこの方法で最強の生物兵器を作ることにした。
「ん～普通の生物兵器では物足りん！この世でもっとも強くて恐ろしい生物は人間だ。その中でも、仲間のいない孤独な人間は何をしでかすかわからないから恐ろしいと思うな…では、壺のなかに孤独な人間を入れよう！」
そこで破壊神は巨大な壺の中に、ありとあらゆる国の孤独な人間を入れたのだ。
しばらくたった後、破壊神はワクワクしながら壺の中を覗いた。
すると、破壊神は顔をしかめた。
「どうしてこうなった…」
壺のなかでは、人間達が村を作りあげていたのだ。
破壊神は人間のほんとの意味での強さを知り、改心したのであった。破壊神だけに…