タヌキと老人

1
2

ある日いつものようにおじいさんが森へ入ると、一匹のタヌキがワナに掛かっていました。
かわいそうに思ったおじいさんはワナを外し、傷ついた足に薬を塗ってあげました。
タヌキは何度もおじいさんを振り返りながら帰って行きました。

それからしばらく経ったある日の晩、おじいさんの家の戸をトントンと叩く音がしました。
こんな夜遅くに誰だろう?そう思い戸を開けるとあっと驚きました。
何と極上の美女が立っているではありませんか。
「申し訳ありませんが今晩泊めていただけませんか?」
おじいさんは二つ返事でOKしました。おじいさんの好きな壇蜜に似ていたからです。

その晩は美女と楽しくお喋りしたり一緒にお酒を飲んだりしてたいへん楽しいひと時でしたが、次の日強面の男が来て色々因縁をつけられてなけなしのお金を取られてしまいました。

おじいさんは銃を持って森へ向かいました。
「ちっタヌキでも撃ってウサを晴らそう」
その他
公開:21/01/23 18:19

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容