洞穴の夢
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こんな夢を見た。
私たちは二人仲良く洞穴の中を落ちている。
洞穴には時折、明かりが灯されていて、落ちつつではあるけれど、その近くにレリーフのようなものが刻まれていることは分かった。
いつも見えるのは一瞬のことなのでハッキリとは分からないのだけれど、どうやら何か物語の一場面がそれぞれに彫られているようだった。
「神話か何かなのでしょうか?」
高速で落ち続けながら、瑠夏は暢気に首を傾げている。
「さあ、どうだろう? そんな気はするけど。ただ、私はむしろ、こんな底の知れない洞穴に、あれだけしっかりとレリーフを彫り出す技術ってどんなものなのか、という方が気になるかな」
「魔法でしょうか?」
「夢の世界だから、魔法くらいはありそうだけどね」
私がそういうのと同時に、下の方から巨大な獣らしき鳴き声が聞こえた。何だかヤバそうだなと思いつつも、私たちは仕方なく未だに洞穴の中を落ち続けている。
私たちは二人仲良く洞穴の中を落ちている。
洞穴には時折、明かりが灯されていて、落ちつつではあるけれど、その近くにレリーフのようなものが刻まれていることは分かった。
いつも見えるのは一瞬のことなのでハッキリとは分からないのだけれど、どうやら何か物語の一場面がそれぞれに彫られているようだった。
「神話か何かなのでしょうか?」
高速で落ち続けながら、瑠夏は暢気に首を傾げている。
「さあ、どうだろう? そんな気はするけど。ただ、私はむしろ、こんな底の知れない洞穴に、あれだけしっかりとレリーフを彫り出す技術ってどんなものなのか、という方が気になるかな」
「魔法でしょうか?」
「夢の世界だから、魔法くらいはありそうだけどね」
私がそういうのと同時に、下の方から巨大な獣らしき鳴き声が聞こえた。何だかヤバそうだなと思いつつも、私たちは仕方なく未だに洞穴の中を落ち続けている。
ファンタジー
公開:21/01/23 10:15
更新:21/01/23 10:16
更新:21/01/23 10:16
夢中探検隊
幻想小説や怪奇小説を自由気ままに書いています。
架空の国、マジックリアリズム 、怪談、残酷なファンタジー、不思議な物語が好きです。
そこに美しい幻想や怪奇があるならば、どんなお話でも書きたいと思います。
アイコンは宇薙様(https://skima.jp/profile?id=146526)に描いていただきました。
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