富むもの貧しきものにも雨はひとしく

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近い将来。医療技術の発展により人類は老いを克服して限りなく永遠に近い寿命を手に入れた。しかしそれは限られた金持ちに与えられた贅沢だった。大半を占める貧困層は自らの若さを金持ちにさしだすことで残された老後を静かに暮らしていた。少年は15歳になった春、病弱の妹に手術をうけさせるため自らもまた寿命をさしだした。まだ恋も知らなかった。老木のように朽ちた体を抱えて彼はアイランドとよばれる老人達の区画へ移った。ホームに入ると早速ロボットが挨拶をする「今日ハ!良イオ天気デスネ!モウ何モ思イワズラウ事ハアリマセンヨ。私達ガアナタノオ世話ヲサセテ頂キマスカラ」彼はうっすらとほほえみ返した。もう少年ではなかったがそこで学ぶ楽しみや同じ境遇の仲間達と会えた。気せずして与えられた運命だったが彼は受け入れる事にした。高層住宅街では今日もパーティが開かれている。メアリー150歳の誕生日おめでとう!ありがとうパパママ!
SF
公開:21/01/18 11:32
更新:21/01/18 11:34

水鏡かけら( 日本 )

執筆のリハビリがてらに、書いております。
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