いつもの交差点
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いつもの交差点で、彼と待ち合わせて登校する。
これが私たちの小学校からの約束。 約束したときはまだ子供で、単なる集団登校の小規模版という気持ちだった。 それが中学になり、高校へ上がる頃には恋心となり、なんとなく二人でいることが当たり前となっていた。 部活の朝練などがある日以外は毎日、いつもの交差点で待ち合わせて登校する。 それはクラスメイトにも周知の事実となっていた。
だが、ある日を境に私は一人になった。 彼は部活の帰りに、交通事故に遭ったのだと、人づてに聞いた。 私はしばらくの間一人で登校していたが、すぐに彼はあの交差点に姿を表した。 私はケガが軽くて良かったと安堵し、また二人で登校するようにった。
その日の帰り、教室を出た所で、同じ部活の子が尋ねてきた。
「ねぇ、朝さぁ、いつも交差点で10分くらい立ち止まってるよね? そんでまた一人で歩き出すけど、あれどうして?」
これが私たちの小学校からの約束。 約束したときはまだ子供で、単なる集団登校の小規模版という気持ちだった。 それが中学になり、高校へ上がる頃には恋心となり、なんとなく二人でいることが当たり前となっていた。 部活の朝練などがある日以外は毎日、いつもの交差点で待ち合わせて登校する。 それはクラスメイトにも周知の事実となっていた。
だが、ある日を境に私は一人になった。 彼は部活の帰りに、交通事故に遭ったのだと、人づてに聞いた。 私はしばらくの間一人で登校していたが、すぐに彼はあの交差点に姿を表した。 私はケガが軽くて良かったと安堵し、また二人で登校するようにった。
その日の帰り、教室を出た所で、同じ部活の子が尋ねてきた。
「ねぇ、朝さぁ、いつも交差点で10分くらい立ち止まってるよね? そんでまた一人で歩き出すけど、あれどうして?」
ホラー
公開:21/01/19 00:59
書くのが好きなのでとりあえず思い付くまま書いてます。週に一、二本を目標に書いていきたいですが、休むときもあります。 得意ジャンルはありません。
アイコンを変えました。特に意味はありません(^_^ゞ
2021.4.5
ペンネームを『小山田みゆき』から変えました。
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