猫の公園(選択肢2)

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「ここはどこだ?」

見渡すと、私は木立の中にいるが、背後に公園の姿形もなく、田舎の里山のような風景に感じた。そういや、仕事のストレスが原因で妻と喧嘩をしたが、田舎でスローライフを送ろうかと彼女に相談したこともあったっけな。

「いやよ、そんなの。不便でしかたないじゃない。」

即座にそう言われたのも、彼女と喧嘩した要因かもしれない。てっきり賛成してついてきてくれるものだと思い込んでいた。先を考えない私の悪い癖だったのかもしれない。

何かを焼く煙のにおいに誘われ歩いて行くと、村らしきところへ出た。村人らしき男が声をかけてきた。

「あんたも“こっち”に来たのか。“あっち”じゃ仕事や生活に追われてストレスだったろ。俺も昔はいろいろあったよ。」

そう言って男は村を案内してくれた。

「ここには女性はいないのですか?」

「ああ、あんたと同じ、夫婦喧嘩した男しかいないよ」
SF
公開:21/01/18 20:25
408 選択肢2:神隠しか隠れ里

武蔵の国のオオカミ( ツイッター、ここ、note、エブリスタ )

武蔵の国の辺境に棲息する“ひとでなし”のオオカミです。
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