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ある所に星が大好物なこどもがいました。
こどもは夜になるとママに内緒でベッドからこっそりと抜け出し、夜空のレストランに星を食べに行くのです。
「今日のオススメはいちご味」
今日も夢中で星を食べます。
「こっちはレモン味」
ぱくぱく、むしゃむしゃ、ごくん!
「へんだなぁ? この星は味がしない」
「お客様、そちらは当店の一番人気、自分の味、でございます」
「自分の味? なんの味もしないよ」
「そうでしたか。それは失礼しました。お客様はまだ自分の味を持っていなかったのですね」
「自分の味ってどんな味……?」
「それは、これからお客様が様々な星を食べ、成長してみないとわかりません。今はどうぞ他の星をたくさん召し上がってくださいませ」
こどもはうなずき、星をたくさん食べました。
そしてお腹がいっぱいになった朝方に眠りにつくのでした。
おやすみなさい、お客様。良い夢を。
こどもは夜になるとママに内緒でベッドからこっそりと抜け出し、夜空のレストランに星を食べに行くのです。
「今日のオススメはいちご味」
今日も夢中で星を食べます。
「こっちはレモン味」
ぱくぱく、むしゃむしゃ、ごくん!
「へんだなぁ? この星は味がしない」
「お客様、そちらは当店の一番人気、自分の味、でございます」
「自分の味? なんの味もしないよ」
「そうでしたか。それは失礼しました。お客様はまだ自分の味を持っていなかったのですね」
「自分の味ってどんな味……?」
「それは、これからお客様が様々な星を食べ、成長してみないとわかりません。今はどうぞ他の星をたくさん召し上がってくださいませ」
こどもはうなずき、星をたくさん食べました。
そしてお腹がいっぱいになった朝方に眠りにつくのでした。
おやすみなさい、お客様。良い夢を。
その他
公開:21/01/16 14:00
星
レストラン
こども
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