試作のマジック(注:リメイク)
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私は、マジックバーを訪れた。早速マジックが披露された。
「今のは、初めてのお客様へのサービスとなっております」
そう言ってマジシャンはカウンターの下から冊子を取り出した。マジックのメニュー表だった。
「この、値段の所に謝礼とあるのは?」
「まだ試作段階のマジックの練習となる為、逆に僅かながら謝礼をさせていただきます」
「じゃあ、それを」
マジックにわざわざ別料金を払うのもどうかと考えていた私は、即答した。
「では、お客様にもお手伝い頂きますので別室へ……」
「……で、その後どうなったの?」
「ああ……閉めた棺の胸の部分に、剣を突き刺したんだ。そしたら、独特な手応えがあった上に、棺がガタガタと揺れて呻き声が……!!
剣を刺す前、確かに棺は空だったのに!!!!
終わったら、マジシャンが「成功です」って謝礼をくれたんだ。
慌てて逃げてきたんだけど、それから何故か胸がずっと……ううっ……」
「今のは、初めてのお客様へのサービスとなっております」
そう言ってマジシャンはカウンターの下から冊子を取り出した。マジックのメニュー表だった。
「この、値段の所に謝礼とあるのは?」
「まだ試作段階のマジックの練習となる為、逆に僅かながら謝礼をさせていただきます」
「じゃあ、それを」
マジックにわざわざ別料金を払うのもどうかと考えていた私は、即答した。
「では、お客様にもお手伝い頂きますので別室へ……」
「……で、その後どうなったの?」
「ああ……閉めた棺の胸の部分に、剣を突き刺したんだ。そしたら、独特な手応えがあった上に、棺がガタガタと揺れて呻き声が……!!
剣を刺す前、確かに棺は空だったのに!!!!
終わったら、マジシャンが「成功です」って謝礼をくれたんだ。
慌てて逃げてきたんだけど、それから何故か胸がずっと……ううっ……」
ホラー
公開:21/01/16 10:13
気まぐれで始めた事です。
気まぐれで終わって、多分それっきりになると思います。
……さて、いつまで続くか。
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