コトノハガーデン
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グリーンハウスの中は太陽の優しさでいっぱいだった。エプロンと長靴が印象的なその人は、「こちらへどうぞ。」と手招きし、ハーブティを入れてくれた。鼻から抜ける爽やかな香り。渇いた喉が潤うと、胸の中の重石がすっと軽くなり、不思議とすらすらと話せた。その人はプランターの土を丁寧にほぐしながら私の話に心と耳を傾けていた。そして、ハーブティを飲みほす私に言った。「あなたのコノトノハの種、大切にお預かりします。」
半年後、荷物が届いた。同封されていた手紙にはこう書かれていた。「世界に一つの植物をお届けします。あの方との想い出は永遠の栄養剤。いつまでもきれいに咲き続けるでしょう。またのご利用、お待ちしています。コトノハガーデン」
次の日、キラキラと光る涙粒のような花を咲かせた。1週間後、実をつけ、文字が浮き出てきた。今日の収穫は3つ。
タ
マ
ゴ
タマゴ…サンド?
私があなたに作った初めての料理。
半年後、荷物が届いた。同封されていた手紙にはこう書かれていた。「世界に一つの植物をお届けします。あの方との想い出は永遠の栄養剤。いつまでもきれいに咲き続けるでしょう。またのご利用、お待ちしています。コトノハガーデン」
次の日、キラキラと光る涙粒のような花を咲かせた。1週間後、実をつけ、文字が浮き出てきた。今日の収穫は3つ。
タ
マ
ゴ
タマゴ…サンド?
私があなたに作った初めての料理。
ファンタジー
公開:21/01/16 00:28
更新:21/01/16 14:57
更新:21/01/16 14:57
右脳活動したくてショートショート書いてみようと挑戦中です!
空想競技2020入賞∶ 遠吠えリレー
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