ヴァンヘイレン ‘と’ クロニクル

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1992年、僕はクラシックになりつつあった『ジャンプ』をはじめて聴いて、目の前に新しい世界が延々と広がっているような気分になった。

2010年、某国に左遷になり、住居代わりに使っている安モーテルの片隅にうずくまり、ひたすら『ノットイナフ』を聴いていた。

2015年、いい歳してイギリスに留学しようとしていた時、「いい加減大人になれ」と叫び続ける理性と、夢を追いかける幼児性との間の葛藤を打ち消すべく『ドリームス』を聴き続けた。

2020年、朝ラジオを聴きながら仕事へ行く準備をしていると、エディーの訃報を聞いた。寝ぼけていたせいか、それが誰かすぐには認識出来なかった。
数分遅れて驚きの気持ちが湧き上がり、「え? エディー・ヴァンヘイレンだって?!」と叫んだ。その直後、僕は自分の人生の節目には必ず居たバンドのリーダーが他界した事に打ちひしがれて、その場に崩れ落ち、しばらく泣いた。
青春
公開:21/01/15 15:00
更新:21/01/15 14:46
#ヴァンヘイレン #オマージュ #クロニクル

Azuki Smith( 横浜 )

写真撮影が趣味で、英国文学をはじめとした外国文学が好きな会社員
旅が好きでヨーロッパとアジアを中心に多く国を旅している
また、イギリスに住んでいたこともあり、英国文学に多くの影響を受けている
喋れる言語は日本語 (ネイティブ) > 英語 (アカデミック) >>...>> ドイツ語 (何とか旅が出来るレベル)

投稿内容はその他(主に紀行文)、青春、ホラー、ごく稀に恋愛(でも悲しい物語)

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