まさかの牛かい! 1-2

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牛なんて飼えるわけない。私は夢のような話をしただけだ。そんな思いを読み取られたように、牧場の人が
「うそではないぞ。ちゃんと牛の飼い方も書くし、草はここで買えばいい。なあに簡単だよ」
「でも」
お母さんが許してくれないかもしれない。そう、迷っていると、お母さんが近づいてきた。
「ねえ、この子牛飼っていい?」
「もちろん、そのためにきたもの」
やったあ。私の心はまるで天使に囲まれているような気分だった。草とか買って帰る途中、私はこの子牛の名前を考えた。
私は名前に風がついてほしいので、風がつく名前を考えた。風風丸、風子、そうだ、風花だ。
「お前の名前は風花だ」
モーモー
しぼんでいた花が咲いたように心が明るくなった。これからどんな生活が始まるのかな、風花と。
公開:21/01/11 23:24
牛まつり

ことこと

(イチフジ代筆)
小学五年生です。拙いながら書いてみたので、創作を楽しむきっかけになるかな、と投稿させていただきました。
 

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