辞める理由

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「おい、お前、それどうしたんだ?」

よくよく見ると、そいつの指は大小のドライバーやドリルになっている。さらに、小指球のあたりがまるでノコギリのようにギザギザだ。

そいつとは、もともと職場の同僚だったが、「いまのご時世、手に職をつけなきゃダメだ」とかなんとか言って辞めた後、職業訓練校に通っていたらしい。建築設計コースを卒業して、晴れて大工になったと聞いていたが。

「どうしたって、手に職をつけたのさ」
「なるほど、それで手が工具になったわけか。だが不便じゃないのか?」
「なに、ノコギリのせいで自慰ができないことくらいさ。それと引き換えにできることが増えたんだから儲けもんだよ」
「お前がいいなら構わないが。それで、仕事は順調なのか?」
「ぼちぼちだな。だがそろそろ辞めようと思っている」
「またどうして?」
「いまのご時世、足にも職をつけなきゃダメだと思ってね」
SF
公開:21/01/12 19:28

和田しだれ?( 約東京 )

こんにちワン。
たのしい仲間がぽぽぽぽ〜ん。

犬派か猫派かでいうとチンパンジー派。
ピーマンは食べれる方ですが、焼いたやつは嫌いです。

とても健康志向です。
主食は玄米ですが食べたら痒くなるので控えています。
家庭菜園をしていましたが全部枯らして灰皿にしました。
自家製味噌はクセがつよくてしばらく使っていません。
酵素ジュースにはカビが生えています。

詩的な表現が得意です。
めちゃくちゃエモいです。
ぴえんです。ビンビンです。


とりあえずおわり。


 

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