新春牛漫才(女流漫才師編)

「牛美でーす」
「牛江でーす」
「二人合わせて、モーモーギャルズでーす」
「あー、カレシ欲しいわー！」
「いきなりなんやの」
「あ、牛やからカレギュウか」
「やめて！急に松屋感出たから！」
「あのな、この前コンパ行ってん」
「そう」
「そしたら相手が『僕、スタイルのいい女性が好み』とか言うて」
「ほう」
「ええか……乳牛にスタイル求めんな！」
「なにキレとんねん」
「乳牛は乳出してなんぼや！大概乳首ベロンベロンやっちゅうねん！」
「言わんといて！悲しなるから」
「でもな、こんな乳首でも恋したいねん！」
「そこまで乳首強調せんでも」
「叫びたいやん、『すきやー！』って」
「まぁね」
「そしたら相手が『いや、オレ吉野家行きやで』」
「会話ズレてる！」
「あー、カレギュウ欲しい」
「だからそれ松屋！何回天丼すんねん」
「いや、牛丼やで」
「ええ加減にしなさい」
「どうもありがとうございましたー」