自供バレー

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犯罪組織を一斉気検挙。あとは取り調べをして、罪を認めさせるだけでいい…なのに連中と来たら一向に口を割ろうとしない。
それならそれでいい。持久戦?長期戦?望むところだ!
「その必要はない」取り調べ中の僕らに部長が言い放った。「今から君達にはバレーをしてもらう」
そんな事をしてどうなる?気晴らしの一つか?
犯罪組織と僕らでバレーを始めた。
無気力な犯罪組織チームの陣地にボールが落ちる。
「○○事件は俺が起こした!」
犯罪組織チームの一人が突如叫んだ。いきなり自供するなんてどう言う事だ?
『説明しよう。君達が今行っているのは自供バレー、通称・ネタバレーと呼ばれるものだ。点を取られる度に証拠となるネタが喉を上がって来る。さあ!どんどん点を入れるんだ!』
その言葉に犯罪組織チームが突如本気になる。僕らも本気になる。
彼らに自供させたいわけじゃない。
僕らの犯罪組織に加担した証拠となるネタを隠す為だ!
ミステリー・推理
公開:21/01/11 19:08

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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