反芻
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お隣の奥さんが食事のおすそ分けをしてくれて助かる。今料理にハマっているらしい。奥さんは探究心が旺盛というか、その時々のブームがあり、ジャンルも和食から洋食中華、麺類、お菓子まで多岐に渡っていて、現在は煮込み料理に凝っているようだった。
凝り始めると使う道具にも拘りたくなるのは趣味にはよくある事だが、結構値の張る電化製品なんかも揃えたりして、初めはシロクマ印冷蔵庫だったかな、真っ白の毛むくじゃらのおなかにドアのついているやつで、ご主人も奮発したものだと感心した。
さっき頂いた煮込み料理からなんだか無国籍な匂いが漏れてくる。これはどこ料理だろう?
そうだ、前回の空き皿を返すのを忘れていたので返しに行こう。
ピンポン♪
ドアがあいた途端あの料理の匂いがして噎せた。
「わざわざいいのに。それにしても捗るわァ、こないだ買った牛さんクッカー。余り物を入れると違うメニューに早変わりするのよ。」
凝り始めると使う道具にも拘りたくなるのは趣味にはよくある事だが、結構値の張る電化製品なんかも揃えたりして、初めはシロクマ印冷蔵庫だったかな、真っ白の毛むくじゃらのおなかにドアのついているやつで、ご主人も奮発したものだと感心した。
さっき頂いた煮込み料理からなんだか無国籍な匂いが漏れてくる。これはどこ料理だろう?
そうだ、前回の空き皿を返すのを忘れていたので返しに行こう。
ピンポン♪
ドアがあいた途端あの料理の匂いがして噎せた。
「わざわざいいのに。それにしても捗るわァ、こないだ買った牛さんクッカー。余り物を入れると違うメニューに早変わりするのよ。」
その他
公開:21/01/08 22:13
普段Twitterにて140字小説を中心に書いています。ジャンルはないです。
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