思春期
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この町でずっと生きるのは気持ちが悪いと思った。
時間は20時を回っていて、店内には2人の客しかいない。
私がアルバイトしているスーパーマーケットは地域密着型で、利用する客はほとんど固定客だ
大体この時間になると、私は自然と自分のことについて考えさせられた。
というのも、私は高校2年生で多感な時期だからだ。
そんな中アルバイトをしていると私は思うことがある。
「私はこの町のために歯車として生き続けるのか」と。
それだけは絶対に嫌だった。早くこの町から出たいとばかり考えた。ここから出れば何か新しいことが起こるだろうと信じて止めない私がいた。
私はそんな自分を見つける度に嫌になった。これが思春期なのだと理解しようとすると全てを見透かされているようで気持ちが悪かった。
まだ、アルバイトは終わってくれない。自分のことを考えさせようとしてくるこの時間が私は嫌いだった。
時間は20時を回っていて、店内には2人の客しかいない。
私がアルバイトしているスーパーマーケットは地域密着型で、利用する客はほとんど固定客だ
大体この時間になると、私は自然と自分のことについて考えさせられた。
というのも、私は高校2年生で多感な時期だからだ。
そんな中アルバイトをしていると私は思うことがある。
「私はこの町のために歯車として生き続けるのか」と。
それだけは絶対に嫌だった。早くこの町から出たいとばかり考えた。ここから出れば何か新しいことが起こるだろうと信じて止めない私がいた。
私はそんな自分を見つける度に嫌になった。これが思春期なのだと理解しようとすると全てを見透かされているようで気持ちが悪かった。
まだ、アルバイトは終わってくれない。自分のことを考えさせようとしてくるこの時間が私は嫌いだった。
青春
公開:21/01/08 12:50
20歳、チキンナゲットが好き!
Twitter→@negi_hayane
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