翌日には忘れる墓地

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何の変哲もない墓地なのに
訪れた人は必ず翌日にはその存在を忘れてしまう。

存在を忘れてしまうのに、墓地には毎日のように人が訪れる。

忘れるから、誰も覚えていないから、取り壊されることもない。

存在を認識されないということは、永遠にそこにあり続けるということだから、忘れられるなら墓地の住人はどうなるのか。

家族にも友人にも忘れられていく
忘れられても墓地の存在は永遠だから、そこの住人もまた永遠である。
ファンタジー
公開:21/01/07 21:54

ちくわ

まったり書いてます(*´ ∨`)

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