無音の目覚まし時計(問)
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僕の家の近くには、変わった発明家の博士が住んでいる。
今日も、僕は博士の発明を見て回っている。
「博士、この目覚まし時計は?」
「うむ、それは「無音の目覚まし時計」じゃ」
「へぇ、何なんですかそれ?」
「その目覚まし時計はじゃな……時間をセットしておくと、その時間に人間の脳に直接干渉する覚醒電波を発生させ、付近で寝ている人間を確実に起こす事ができるんじゃ。
さらに、普通の目覚まし時計ならやかましい音が出るが、その目覚ましからは音は一切しない。正に、「無音の目覚まし時計」じゃ」
「それ、すごい発明ですね!!」
「ところが……この時計のお陰で、ワシは大変な目に遭ったんじゃ」
「えっ、どうして?値段が高くて売れなかったとか?」
「いや、値段は普通の目覚まし時計と大して変わらん。まあ……人間の固定観念と、人間の悪意には勝てなかったという事じゃ」
「???」
今日も、僕は博士の発明を見て回っている。
「博士、この目覚まし時計は?」
「うむ、それは「無音の目覚まし時計」じゃ」
「へぇ、何なんですかそれ?」
「その目覚まし時計はじゃな……時間をセットしておくと、その時間に人間の脳に直接干渉する覚醒電波を発生させ、付近で寝ている人間を確実に起こす事ができるんじゃ。
さらに、普通の目覚まし時計ならやかましい音が出るが、その目覚ましからは音は一切しない。正に、「無音の目覚まし時計」じゃ」
「それ、すごい発明ですね!!」
「ところが……この時計のお陰で、ワシは大変な目に遭ったんじゃ」
「えっ、どうして?値段が高くて売れなかったとか?」
「いや、値段は普通の目覚まし時計と大して変わらん。まあ……人間の固定観念と、人間の悪意には勝てなかったという事じゃ」
「???」
ミステリー・推理
公開:21/01/07 17:56
気まぐれで始めた事です。
気まぐれで終わって、多分それっきりになると思います。
……さて、いつまで続くか。
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