"世界の王"について話そう

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 "到達者"は、誰よりも"神"を信じていただけでなく、誰よりも"神"に憧れていた。
 しかし、世界のはじまりで見つけたのは、一本のメモリースティックだった。最初は先駆者の悪戯と憤ったが、それは間違いなく"神"からの言葉だった。
 そして"到達者"は知った。
 これの"公開"を機に始まる世界の終末と、自分に"創作者"の素質はないというふたつの絶望を。
 自責か自棄か、憎悪か嫉妬か。
 "神"になれなかった"到達者"は、"創作者"を根絶やす"世界の王"となった。
 目的はひとつ。
 この世界を、守るため。
 "王"による世界を"延命"させるための行いが、世界を傷つけていった。しかし終末は進み、次第に人々は世界の"果て"に興味を抱き始めた。
 その頃には、"王"はもはや生きているか死んでいるかも分からない姿になっていたが、尚も世界の"終焉"の前に立ちはだかっていた。
 この世界を、守るために。
ファンタジー
公開:20/10/27 21:16
ファンタジー 世界

Arujino( 東京都練馬区 )

まずは、こんにちは。

練馬区で活動中の、趣味の絵描きです。

小説・脚本なども執筆してます。

【番号なし】 用語・設定解説

【Ⅰ】 連載作品『WonDer BroS』 探偵と怪盗の対決が娯楽化した世界での物語。

【Ⅱ】 短編連作『Story Of Dri(P)Party』

【Ⅲ】 連載作品『根源悪の牧場』 戦争による差別と弾圧に支配された世界での物語。

【Ⅳ】 連載作品『ドライワンダーに遣う』

【001~】 短篇集『short TaleS』
 

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