0
1
晩年、太閤秀吉が家康に質問した。
「家康公は何がお得意か」
狸親父と言われている家康は『猿まわし』と答えようとしてやめた。
「狸寝入りです」
「ほほ。それは何かの『ネタ振り』ですかな」
秀吉は『寝た振り』と『ネタ振り』とを上手く掛けられたと思い、にやりとしたが
「果報は寝て待てと言いますから」
と家康に言われると嫌な顔をした。
(完)
「家康公は何がお得意か」
狸親父と言われている家康は『猿まわし』と答えようとしてやめた。
「狸寝入りです」
「ほほ。それは何かの『ネタ振り』ですかな」
秀吉は『寝た振り』と『ネタ振り』とを上手く掛けられたと思い、にやりとしたが
「果報は寝て待てと言いますから」
と家康に言われると嫌な顔をした。
(完)
その他
公開:20/10/26 00:26
更新:20/10/26 20:24
更新:20/10/26 20:24
歴史小説
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます