超大型彗星が地球にぶつかる？　～神と悪魔のコントシリーズ～

『おい、また地球の危機だぞ』悪魔が言った。
「今度は何だ？」神が聞いた。
『巨大彗星が地球に当たるコースだ』
「何とかせにゃいかんな」
神は鼻毛を抜きながらのんびりと言った。
『普通にやっても面白くないな』
「ゲームにするか」
『惑星を弾いて彗星に当ててコースを変えるってのはどうだ？』
「ビー玉か。先行はジャンケンだな」
悪魔が勝った。
『じゃ、木星もらうぞ』
『ほいっ』悪魔にピンと弾かれた木星はなんと彗星を大きく逸れた。
「わはははは、下手くそ」
神は土星を選んでピンと弾いた。これまた外れた。
以下全部はずれた。
神は頭にきて惑星を掴んで彗星にぶん投げた。今度は当たった。彗星は大きく角度を変えた。
「わはははは、神の手にかかればこんなもんよ」
『おい今投げたの地球じゃないか？』
『「・・・」』
「まぁ済んだことは仕方ないさ」
こうして地球は自ら彗星にぶつかってまたも滅亡したのだった。