輝き
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夕暮れの、太陽の光が好きだ。
日中とは違い、光が真っ赤に燃える。
青い空を背景に、玄関先から見える建物の白い壁が太陽の光で赤色に染まる。それを見るたびに、自分の体の中心にある穴に温かい何かが込み上げ、虚しさを埋めてくれる。
だが、見過ぎてはいけない。
時々建物の窓枠に光が反射して目に刺さる。瞬く間だけ、視界が眩む。
あの光を直接目に入れてしまえば、先程の輝きが、赤と青の風景が自分の中から消されてしまうのだろうか。
美しいという想いが自分の中から消えてしまわないように、今日も太陽を背に同じ風景を眺める。
けれども、この想いはいつかはなくなる。
明日か、来週か、半年後には今の景色を忘れて、また別の輝きに見入ってしまうのだろう。
ずっとそのままではいられないからこそ、空いた穴を埋めてくれるのだろうか。
日中とは違い、光が真っ赤に燃える。
青い空を背景に、玄関先から見える建物の白い壁が太陽の光で赤色に染まる。それを見るたびに、自分の体の中心にある穴に温かい何かが込み上げ、虚しさを埋めてくれる。
だが、見過ぎてはいけない。
時々建物の窓枠に光が反射して目に刺さる。瞬く間だけ、視界が眩む。
あの光を直接目に入れてしまえば、先程の輝きが、赤と青の風景が自分の中から消されてしまうのだろうか。
美しいという想いが自分の中から消えてしまわないように、今日も太陽を背に同じ風景を眺める。
けれども、この想いはいつかはなくなる。
明日か、来週か、半年後には今の景色を忘れて、また別の輝きに見入ってしまうのだろう。
ずっとそのままではいられないからこそ、空いた穴を埋めてくれるのだろうか。
その他
公開:20/10/24 19:35
あまり文章を書くのが得意ではないのですが、出来る限り投稿していきたいと思っています。
よろしくお願いします。
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