さがすカオリ
4
3
少し離れた街で
小さなお店を見つけた
香水瓶のような綺麗な瓶にカオリがはいっている
それはあける人によって様々な形であらわれる
ある老人がにおいを嗅ぐと
目の前が真っ暗になり先に旅立った婦人が立っていた
別の若者が紫の瓶の匂いを嗅ぐと
瓶から足が生え
忘れられない恋人とはじめてキスをした場所で消えたらしい
自分が嗅ぐとどうなるのだろうか
お店の古い棚の奥にあるエメラルドに光る瓶の蓋をあけてみた
何か強い力ですいこまれる
ここはいったい何処だろう
「こんにちは
わたしのあかちゃん」
あ
アナタの香りだったんですね
小さなお店を見つけた
香水瓶のような綺麗な瓶にカオリがはいっている
それはあける人によって様々な形であらわれる
ある老人がにおいを嗅ぐと
目の前が真っ暗になり先に旅立った婦人が立っていた
別の若者が紫の瓶の匂いを嗅ぐと
瓶から足が生え
忘れられない恋人とはじめてキスをした場所で消えたらしい
自分が嗅ぐとどうなるのだろうか
お店の古い棚の奥にあるエメラルドに光る瓶の蓋をあけてみた
何か強い力ですいこまれる
ここはいったい何処だろう
「こんにちは
わたしのあかちゃん」
あ
アナタの香りだったんですね
ファンタジー
公開:20/10/22 22:21
挿絵はコロナで展示ができなかったチビ太さんにご協力して頂きました
ものづくりをしてます
よろしくお願いします
ログインするとコメントを投稿できます