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雨上がり、私の頬に流れた涙も干からびて、だけど空は青く美しく、太陽は気持ちよさそうに羽を伸ばす。
もう10月半ばだというのに、なんだか妙に暖かく、涙の代わりに私の背中には汗が流れた。

目をつぶって、ひとつ深く深呼吸をする。鼻から入ってくる風は冷たい。何ともいえないこの気温、この感じ、嫌いじゃない。
目の前に広がるコンクリート、白線は汚れ、周りに植えられている木々は変に青々としている。トンボが飛んでいる。なんだか鬱陶しいこの道、この感じは、嫌い。

何かに悩んで苦しんで、それでも目の前にあるこの道を頑張って歩いて行かなくちゃいけない。人生の分岐点、何かに悩んで苦しんで、きっとまた数え切れないぐらいの涙と汗を流すのだろう。
嫌いも好きも全部を受け入れて生きていくなんて窮屈すぎるけど、
幸せを見つけるまで歩きたい。私を照らす、この青い空に、正直に、素直に、ありがとうと言えるようになるまで。
その他
公開:20/10/22 21:36
更新:20/10/23 00:55

きらきらのべる

読書が趣味で、自分でも書いてみたいなと思い始めました。
マイペースに投稿、どうぞよろしくお願いします。

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