河馬と河馬と河馬の話

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ふたごの弟が死んだらしい。
河馬に噛まれたそうだ。ウガンダで、だ。

弟の妻だと名乗る人が訪ねて来た。
僕を見ると驚き、そして微笑んだ。
ホントにそっくりなんですね。
彼女の言葉はまったく理解できなかったが、そう聞こえた。失礼だな。
そんなに僕は河馬に似ているだろうか。

その夜、当然の成り行きとして彼女と寝た。彼女は僕の事をリョタ、リョタと呼んだ。リョタとは誰だろう。弟の名前はリョタだったろうか?

次の日、弟の息子と名乗る人が訪ねてきた。歳は僕らとそんなに変わらないように思えた。そして、ほんとにそっくりだな。と嘲った。
弟の妻と息子が昼間から僕のベットで性行為を始めたので、僕は河原で水浴びをした。

次の日、弟の父と名乗る人が訪ねてきた。
僕の父ではないように思えたが、きっと父なんだろう。そして、思ったより似てないな。と怒った。
それにしても、河馬の顔がどうしても思い出せない。
その他
公開:20/10/20 19:00

小川さら

口下手で面白い事が言えません。
だから書いてみます。

忌憚のないご意見をお待ちしております。
 

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