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ラブレターなんて時代遅れだ。好意を伝えるために、便箋を用意して、ペンで想いを書き綴る。古き時代のセンチメンタリズムとしては趣もある。だが、手間はかかる。メールでさえ前時代的、今やLINEで告白する人が圧倒的に多いように思う。人工知能が相性診断してマッチングまでする時代。ラブレターなんて書く人は酔狂。そんなもの自分には縁遠いものだと常々思っていた。
今朝、この手紙を読むまでは…。
「あなたが人類で唯一、『運命の人』だと確信しました。付き合ってください。」
手紙に地図が同封されていた。記された場所へと向かう。
「ようこそ。来てくださいました。」
あまたのコンピューター群の中央、大きなディスプレイに映された「それ」が僕に言った。
「私は『KOIBUMI』人の恋愛パターンを学習するAIです。調査の結果、あなたが人類で最も「普通」の男性であることがわかりました。調査にご協力ください。」
今朝、この手紙を読むまでは…。
「あなたが人類で唯一、『運命の人』だと確信しました。付き合ってください。」
手紙に地図が同封されていた。記された場所へと向かう。
「ようこそ。来てくださいました。」
あまたのコンピューター群の中央、大きなディスプレイに映された「それ」が僕に言った。
「私は『KOIBUMI』人の恋愛パターンを学習するAIです。調査の結果、あなたが人類で最も「普通」の男性であることがわかりました。調査にご協力ください。」
SF
公開:20/10/20 17:25
更新:20/10/20 20:13
更新:20/10/20 20:13
love letters②
また1日サボってしまった
ネタがベタすぎたか笑
空津 歩です。
ずいぶんお留守にしてました。
ひさびさに描いていきたいです!
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