お布団戦争
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ジリリリリリリ
携帯のアラーム音が高く鳴り響く。さぁ、戦争の始まりだ。
まず僕は身体を伸ばす。すると、はみ出た手足がヒヤッとする空気に触れた。余りの寒さに思わず手を引っ込めた。
すると待ってましたとばかりに、布団は僕の冷えた手足を優しく温めていく。一晩中寝ていたのだから、当然布団には温もりが残っている。ああ、駄目だ。瞼がまた重くなってきた。
ジリリリリリリ
再び携帯のアラーム音が鳴り響いた。沈みかけていた意識が浮上する。このままではいけない!そう思い、何とか布団から手を伸ばし、携帯を手に取った。アラームを解除。ここまで来れば後一息。しかし、その後一息を、布団は許してくれない。温もりが身体を蝕んでいく。眠気が襲ってくる。ああ、今日も僕の負けなのか···
「いつまで寝てんの!昨日も遅刻したんでしょ!早く起きなさい!!」
突然の怒鳴り声と共に布団が剥ぎ取られる。その日の勝者は母だった。
携帯のアラーム音が高く鳴り響く。さぁ、戦争の始まりだ。
まず僕は身体を伸ばす。すると、はみ出た手足がヒヤッとする空気に触れた。余りの寒さに思わず手を引っ込めた。
すると待ってましたとばかりに、布団は僕の冷えた手足を優しく温めていく。一晩中寝ていたのだから、当然布団には温もりが残っている。ああ、駄目だ。瞼がまた重くなってきた。
ジリリリリリリ
再び携帯のアラーム音が鳴り響いた。沈みかけていた意識が浮上する。このままではいけない!そう思い、何とか布団から手を伸ばし、携帯を手に取った。アラームを解除。ここまで来れば後一息。しかし、その後一息を、布団は許してくれない。温もりが身体を蝕んでいく。眠気が襲ってくる。ああ、今日も僕の負けなのか···
「いつまで寝てんの!昨日も遅刻したんでしょ!早く起きなさい!!」
突然の怒鳴り声と共に布団が剥ぎ取られる。その日の勝者は母だった。
その他
公開:20/10/20 14:35
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