ユカリの木

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彼女に告白する花束を探して花屋を回ったがどこに行ってもいい花はない。

そんなときに後輩からいい話を聞いた。その花屋は「世にも珍しい花や植物」を集めているらしい。

地図を頼りに行ってみると、お化け屋敷のような外観に、砂かけ婆のような店員。
思わず回れ右をしかけたが、思い切って中に入った。

「やめときな! あの女。浮気してるよ」そういって店員はとある植物を指さす。
銀色のハート型が特徴的な木だ。確か、、、「ユーカリの木?」
「似ているが、違うね。あの女のユカリの木さ」
「ユカリ?」
「見てな、根っこが二つに分かれてるだろ?」

そういって定員は俺の心臓を指さす。
「根っこの片方がお前に、もう一方は……わかるね?」

その後気が付いたら家にいたがその間のどうしてたかまったく記憶にない。
分かるのは俺が未練をすっぱりと断ったことだ。
また聞きの話では、どうやら不倫相手にもふられたらしい。
ファンタジー
公開:20/10/18 18:45
更新:20/10/18 18:50

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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