ある日の事・・・
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「所長、大変です。急いでパソコンの画面を見て下さい」
私は部下のその言葉で叩き起こされた。
部下の言う通り画面を見てみると最近、売り出し中のアイドルの運が急上昇していた。
「なんてこった。運を買うタイミングを逃してしまった」
「所長、そんな事を言っている場合じゃないですよ。所長はそのアイドルの運を空売りしている最中なんですから。このままだと多額の損失が出るんですよ」
「何だって。私はそんな事を指示した覚えはないぞ」
「でも、所長が電話で売りだって言っていたじゃないですか」
「いや、あれは丁度、会社に瓜売りが瓜を売りに来ただけだったんだが」
「そんな、菅(総理)、素が清々しいみたいな紛らわしい事を言わないで下さいよ」
「こうなったらあのアイドルの運を落とすしかない。誰かマスコミに熱愛発覚の情報をリークして来るんだ」
「所長、それはインサイダー取引なのでは」
「ふっ、誰にでも一度は起こる事さ」
私は部下のその言葉で叩き起こされた。
部下の言う通り画面を見てみると最近、売り出し中のアイドルの運が急上昇していた。
「なんてこった。運を買うタイミングを逃してしまった」
「所長、そんな事を言っている場合じゃないですよ。所長はそのアイドルの運を空売りしている最中なんですから。このままだと多額の損失が出るんですよ」
「何だって。私はそんな事を指示した覚えはないぞ」
「でも、所長が電話で売りだって言っていたじゃないですか」
「いや、あれは丁度、会社に瓜売りが瓜を売りに来ただけだったんだが」
「そんな、菅(総理)、素が清々しいみたいな紛らわしい事を言わないで下さいよ」
「こうなったらあのアイドルの運を落とすしかない。誰かマスコミに熱愛発覚の情報をリークして来るんだ」
「所長、それはインサイダー取引なのでは」
「ふっ、誰にでも一度は起こる事さ」
公開:20/10/19 23:50
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