寄り添う夜

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湿気のない澄んだ空気の夜。目を閉じ、スーッと息を吸うだけで、穏やかにそして静かに心躍る。

静寂の中、立ち並ぶ高層ビルと暗闇に頭上から包み込まれる感覚、世界に取り残された感覚も心地良い。


日中の暖かい日差しを感じながら、新たな発見をする楽しさよりも、夜に惹かれる。


時空を超えて、あの頃の私に会えるから。

私はそっと近寄り声をかける。

「少し顔を上げて。自分を否定し過ぎず、小さくても楽しみや喜びに目を向けてみて」
SF
公開:20/10/19 20:20

ねむだる

文章を書く勉強中。
 

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