夜の水ー紅い瞳の少女
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押収した古沢勇治のパソコンからは、おびただしい数の女子高生の写真が出てきた。自警団の立場を悪用していたようだ。
父親は美花に刺されて自分が入院している。
「美花もすぐ保護されると思うが」
捜査員が保護しようとしたのだが、目の前で忽然と消えたの言うのだ。直前に見えた逃げ水のようなものと共に。
「あの液体何だったのですかね、今、コンタクトレンズの分析もしているみたいですが」
「夜の逃げ水、か」
「先輩?大丈夫ですか。まさか目に入りました?」
「いや、大丈夫だ。美花は一体どこに逃げたかったのかとな」
その後、美花の行方は一向に分からず、コンタクトレンズからは幻覚剤の成分が微量に付いていることが分かったが解析にはまだ時間がかかるらしい。
美花らしき少女の目撃情報が相次いだが、保護には至っていない。水浸しの姿だったとか、水に消えただの、紅い瞳の少女は本当に都市伝説になってしまった。
父親は美花に刺されて自分が入院している。
「美花もすぐ保護されると思うが」
捜査員が保護しようとしたのだが、目の前で忽然と消えたの言うのだ。直前に見えた逃げ水のようなものと共に。
「あの液体何だったのですかね、今、コンタクトレンズの分析もしているみたいですが」
「夜の逃げ水、か」
「先輩?大丈夫ですか。まさか目に入りました?」
「いや、大丈夫だ。美花は一体どこに逃げたかったのかとな」
その後、美花の行方は一向に分からず、コンタクトレンズからは幻覚剤の成分が微量に付いていることが分かったが解析にはまだ時間がかかるらしい。
美花らしき少女の目撃情報が相次いだが、保護には至っていない。水浸しの姿だったとか、水に消えただの、紅い瞳の少女は本当に都市伝説になってしまった。
ホラー
公開:20/10/17 19:40
夜の水ー紅い瞳の少女
最終回
射谷 友里(いてや ゆり)と申します
十年以上前に赤川仁洋さん運営のWeb総合文芸誌「文華」に同名で投稿していました。もう一度小説を書くことに挑戦したくなりこちらで修行中です。感想頂けると嬉しいです。宜しくお願いします。
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