道と「の」との遭遇

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ある日、トボ徒歩あるいていると、道端に自動販売器を未知けた。

しかも、その販売器の釣り銭口に手をつっこんでいるおじさんが見えた。

「おじさん何してるの?」

「ワシゃ 道を探してるのじゃ」

僕はあまり気に留めず、通り過ぎた。
3分後、やはり気になり戻ろうとしたら、道が勝手にムーンウォークして戻り、またおじさんに出会った。

「おじさん、何してる 」

即答で返答がくる。

「道探してるんじゃ」

僕は暫くその場で待ち、おじさんが釣り銭口に何もない事を確認し去って行った後、すぐに自分の左手をつっこんだ。

「おじさんは、確か右手だった」

左手は何かを形作るものを掴み、引き出した。

「こ、これ の?」

の と書かれた紙が左手にクシャクシャになって握られている。

僕は遥か遠方まで続く真っ直ぐな道を望む。ずっと「の の の の…NO」と道にナビゲートされているの。
フォント ナ ∂
SF
公開:20/10/18 11:22

ゆっち_

ちょっと奇妙な手法を好んで書いてます!

読みづらかったらすみません。

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